REAL SAKE GUIDE

某香料会社勤務の研究員だったコンキチがおくる、REALなSAKEの備忘録。

Tuesday, November 23, 2010

Beaujolais Nouveauの季節

今年もBeaujolais Nouveauの季節がやってきました。ということでボジョレー・ヌーヴォーネタを一つ。

ちょっと古いのですが、週間東洋経済(2005 10/19特大号)の

「ボジョレー・ヌーヴォーの秘密 原価400円でも儲からないの?」

という記事でヌーヴォー1本のコスト構造を推計しています。で、それによると↓

定価/ 2,400円
原価/ 400円
航空便/ 800円
関税/ 100円
国内輸送費/ 50円
酒税/ 50円
販売広告費/ 250円
メーカー利益/ 80円
卸売り利益/ 170円
小売り利益/ 500円

定価2,400円というと、当時とか為替レートは20円以上違う気がしますが、多分、ヴィラージ(Villages)レベルなのでしょう。そして、輸送費(多分空輸)800円(コスト構成の33.3%)が光ます。まあ、これもお祭りのためのコストと思えば致し方ないと思う向きもありますが、ワイン文化が成熟しているとは思えない我が国においてはいささか空虚な気持ちも漂います。だって、みんな普通のボジョレー(新酒ではない)なんてそんなに飲まないでしょ?ヌーボーより安くて美味しいのに。

それに、コンキチが以前勤めていた事業所の近くにある(錆びれた)酒屋では、5年モノのBeaujolais Nouveauが陳列してあるという笑えない現実がありました.....。
あと、コンビニとかスーパーで越年ヌーボなんてよく見かけますからね

我が国は、輸出先ランキングで2位のアメリカ、3位のドイツを大きく引き離して断トツでトップだそうです。一方、(ブルゴーニュじゃなくて)ボルドーワインの国別輸出先(金額ベースで)は、1位イギリス(18%)、2位アメリカで(10.7%)、3位ベルギー、4位ドイツ、5位香港。6位日本(7.1%)だとか(ワイナート情報らしいです)。

日本人がボルドーよりも圧倒的にブルゴーニュが好きとは全く思えないんですが.....ってことは、完璧にカモられてるなオレ達。


そんな気がします。


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Monday, April 21, 2008

日本酒ファンド (3)

以前、日本酒ファンドに関するブログ記事を書きました↓
(1) http://realsakeguide.blogspot.com/2007/12/blog-post.html
(2) http://realsakeguide.blogspot.com/2007/12/blog-post_22.html

まあ、秋鹿酒造のファンドに1口だけ(5万円)申し込んだのですが、ファンドで集めた資金で醸した日本酒が先日送られてきました(本ファンドの日本酒は熟成してから販売する予定なのです)。

仕込んだ酒は、既に3年熟成の眠りについたそうですが、出資者には特別に新酒が送られてきたというわけです。ちなみに、来年は1年熟成のお酒が、再来年は2年熟成させたお酒が送られてくる予定です。

いや〜、マジ浪漫です。たった5万の出資(消費ではない)で、秋鹿酒造の非売品を堪能できる特権がGETできるなんて、酒呑みにとって感涙の極みです!

送付されてきたお酒は2本で、

a) 生もと純米吟醸(六割精米) 300ml×1本
b) 速醸もと特別純米酒(七割精米) 720ml×1本

旨い酒を醸すことで定評のある秋鹿の出来立てホヤホヤの非売品を、
一般には手にすることの出来ない、はっきり言って「幻」の、
明らかに旨そうな酒を、
心行く迄堪能することのできる権利を得ることができた幸せを噛み締め、

自分、真剣、幸せです(ちょっと興奮しています)。

一応、無宗教を標榜していますが、
酒の神(松尾様とバッカス)に愛されてるなあと独りゴチするコンキチなのでした。


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Thursday, February 07, 2008

「ニッポンの地ビール」を探そう

日本でビールというと、ピルスナータイプのビールが主流で(世界的にみても主流だと思うが)、それ以外のタイプのビールを知らない日本人が多いのではないかと思います(少なくともコンキチの周囲ではそういう人が多い。また、大手もピルスナー以外のタイプのビールも造っているけど、宣伝にあまり熱心でない)。

また、大手ビールメーカーが醸造する主力銘柄しか呑んだことのない方が大半で(国内の流通量は圧倒的だと思うし)、世界各国、ひいては国産地ビールを愛飲する呑み手は酔狂な部類にはいるのかもしれません。

コンキチ自身は、アイルランドのスタウトやベルギーの濃厚なビールなんかが好みだったりしますが(勿論、大手の主力ビールも呑みます)、日本の地ビールも大好きで、旅行にでかけた折に地ビールを物色したり、通販でとりよせたりして地ビールライフを満喫しています。

さて、前置きが長くなりましたが、今回は「ニッポンの地ビール」を探そうということで、地ビール愛好家に最適なガイドブックを紹介します。

←昨年、7月に出版された「ニッポンの地ビール」という本です(クリックでアマゾンにリンクします)。

全国津々浦々に点在する229のブリュワリーで醸造されている個性豊かなビールがところせましと紹介されています。自分もそこそこ地ビールを探求しているという(根拠のない)自負?があったのですが、想像を超える量の醸造所と銘柄が紹介されていて驚かされました。

元来ビールは日本固有のものではなく、外国からの輸入文化です。大手メーカーの通り一辺倒な宣伝をみるにつけ、日本はビール後進国(醸造技術という意味ではなくて、文化として)なのかなとばかり思っていましたが、なかなかどうして、この本を読んで、地方の地ビールメーカーが醸すビールのバラエティーの豊富さに圧倒されるとともに、日本ってひょっとしてビール先進国ジャンと思うまでに至りました。

国産の地ビールを概観するような書籍にあまりお目にかかったことはなかったのですが、この本はいいですね。国産地ビールガイドブックの白眉といっても過言ではないでしょう。地ビール好きが買って損はないと思います。これまでに地ビールにあまり興味のなかった諸兄も、新しい境地が開けるかもしれません。

発泡酒や(所謂)第3のビールは卒業して、香味豊かな地ビールでてリッチな気持ちになる方が、人生潤いがあるのではないかと思います。

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Monday, February 04, 2008

ビールとホップの美味しい関係

アサヒビールのホップに関する論文を紹介します。
J. Agric. Food Chem., 2006, 54, 8855-8861.

タイトルは↓
Comparison of the Odor-Active Compounds in Unhopped Beer and Beers Hopped with Different Hop Varieties

ホップ由来の香りについて研究した論文です。

ビールの香り付けに欠かせないアロマホップの研究にビール呑みとして興味津々です。

さて、本論文中で試されたアロマホップは↓

a) チェコ産ザーツホップ(Saazer)
b) アメリカ産カスケードホップ(Cascade)
c) ドイツ産ヘルスブルッカーホップ(Hersbrucker)

の3種類。

ホップを使用せずに醸造したビールと比較することで、各ホップ毎の特徴的な香りと有香成分を決定しています。

官能評価は、「Green」「Citrus」「Floral」「Spicy」「Muscat-like」の5つの属性についてアロマの強度を評価していて、評価の結果、各ホップは下記のように特徴付けられました↓

●Saazer Hop→Citrus, Floral


●Hersbrucker Hop→Spicy, Green, Floral


●Cascade Hop→Muscat-like



ここからちょっと化学チックな話になりますが、「Green」「Citrus」「Floral」「Spicy」「Muscat-like」様の香気の発現に寄与している化合物もある程度特定していて、

●Green様香気の発現に寄与している成分
1-hexanal
(Z)-3-hexenal
(E,Z)-2,6-nonadienal
(Z)-3-hexen-1-ol
(Z)-1,5-octadien-3-one

●Citrus様香気の発現に寄与している成分
リナロール
ethyl 3-methylbutanoate
ethyl 2-methylbutanoate
ethyl 2-methylpropanoate
4-(4-hydroxyphenyl)-2-butanone
ethyl 4-methylpentanoate
3-mercaptohexan-1-ol

●Floral様香気の発現に寄与している成分
リナロール
ゲラニオール
β-ヨノン
2-phenyl 3-methylbutanoate

●Spicy様香気の発現に寄与している成分
具体的な化合物の同定には至らなかったが、セスキテルペノイド類が検出される領域に検出された成分

●Muscat-like香気の発現に寄与している成分
4-mercapto-4-methylpenten-2-one (暫定)
(Z)-3-hexen-1-ol

ということなんだそうです。

なんか少しビールについて造詣が深まった気がします。

使われているホップのDETAILから、ビールの香りを想起し、
ビールの馨しい香りを感じるたびにホップに想いを馳せる。


なんて感じで、ビールの楽しみ方の幅が広がりそうです。

アサヒビール、いい仕事してますね!


あと、ホップに関するこんなWeb Siteを見つけたのでメモします↓
http://www.geocities.jp/beerforum/bhop.html


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Saturday, December 22, 2007

続 日本酒ファンド

前回のブログで書いた「秋鹿ファンド(日本酒ファンド)」ですが、12月13日から募集が開始され、その5日後の18日には募集が終了してしまいました。凄い人気です。
(1号ファンドの「神亀ひこ孫ファンド」も9日間で募集終了したとか)

まあ、募集総額が560万円と小額ですからね。いたしかたないでしょう。
(1口5万円だから全112口です)

募集されるやいなや、速攻で申し込んでよかったです。

送付されてくる日本酒の味がいまから楽しみで楽しみで仕方がありません。

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Sunday, December 16, 2007

日本酒ファンド

趣味「晩酌」「投資」のコンキチです。

ところで、先日、日本酒ファンド(全量純米酒ファンド)なるものを買ってみました。この試みは世界初だそうで(参考: http://allabout.co.jp/gourmet/sake/closeup/CU20071201A/)、現在2本目のファンドの募集中です(12月13日から)。で、コンキチはその第2弾の「秋鹿ファンド」を購入してみたわけです。
(本当は1本目(神亀ひこ孫ファンド)にも投資したかったのですが、気付いたときには募集が終わっていましたシクシク)

ちなみにこのファンドは、1口5万円から投資可能なので、コンキチのような貧乏サラリーマンでも投資可能です。そして、はっきり言ってこのファンドに投資して儲けようなんて気は全くありません(1口しか買ってないし)。

ただ、全量純米蔵を志向する高邁な志を持った蔵を応援する機会にコミットしたいというのと、出資者特典として運用期間である5年間に渡って毎年1本ずつ投資対象銘柄の日本酒(4合)が送られてくるというのが魅力でファンドに出資することにしたのです(1口だけですけど.....)。まあ、酒呑みの完璧な自己満足ですね。酒造りになんらかの形で参加しているという気分に酔いたいのです。

さて、ここで述べた日本酒ファンドは全量純米蔵を目指す会から申し込むことができます。この会への参加蔵は現在20蔵だそうです(三浦酒造、舞鶴酒造、川村酒造店、荻野酒造、金の井酒造、羽根田酒造、鯉川酒造、逸見酒造、福顔酒造、月の井酒造店、神亀酒造、大谷考酒造、川西屋酒造店、長珍酒造、森喜酒造場、タカハシ酒造、秋鹿酒造、田治米、梅津酒造、諏訪酒造)。ということは、少なくともあと18本はファンドが出るのではないかとコンキチは予想しています。

酒呑み投資家として、1ファンド1口ずつ出資して、酒造りの浪漫を買ってみようかなと思っています。

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Monday, August 20, 2007

SAMURAIで候

連日の猛暑日に辟易している今日この頃。あんまり暑い日+寝苦しい日が続くので、

先日、一日の終わりの晩酌タイムくらいスカッとしようと思って、

「日本酒オンザロック+酢橘」

をやってみました(しかもはじめて)。

感想は一言で言うと、「乙な味」。冷蔵庫の庫内温度よりも温度がもっと冷えていて、ちょっとした新体験でした。それから、酢橘の爽やかな柑橘の酸味と清涼感が、プラス・アルファのを演出してくれます。アルコール度数も解けた氷によって下がるせいか、暑さで体力が低下している体には飲みやすいです。

日本酒造組合中央会Web Siteによると、

<引用開始>
オンザロックは、レモンを浮かせたりしますが、サムライ・ロックは、ライムを使ったものを指します。日本酒は一般に酸味が 不足していると言われるため、柑橘類の酸で補うわけですが、ライムはとりわけ日本酒に合います。ライムという語句の響きから、誰が言い始めたのか、こういった名前になったようです。
<引用終了>


ということです。今回試したのは、ライムではなく、酢橘でしたが、まあ、ニアリー・イコールでしょう。

夏の暑さをビールでスッカっと吹き飛ばすのもよいでしょうが(定番ですかね)、サムライ・ロックは、また違った趣があり、しかもスカッとする味のある飲み方だなと感じたコンキチでした。

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Sunday, July 22, 2007

ソムリエール


漫画「ソムリエ」の原作者城アキラがワインを問うた漫画を再び世に送り出しました。その名も「ソムリエール」です。遅ればせながら、コンキチもコミックを買って読んでみました。当然主人公は女性(樹カナ)。しかしながら、ワインに対する愛情と造詣の深さは「ソムリエ」の佐竹城となんら変わることはないようです.....

ストーリーは↓
自身が孤児であり、大学で醸造学を学んび、孤児院のブドウ園(多分フランス)で働く天真爛漫で、困難な局面にあっても常にポジティブな主人公が、とある事情から東京のとあるレストランでソムリエール(バイト)として働く話。そして、毎回登場するワインが、人の心をほだし、解きほぐしてゆくのです。

そして、ストーリー中に登場するワインの蘊蓄に加えて、章末(1話ごと)には、監修の堀賢一氏によるそのワインの生い立ちなどから構成させるディティールがワインメモとしてまとめられていて、ワイン好きの読者にはたまらないことでしょう(市価や購入可能店舗も記載されている)。

誤解を恐れずこの作品を一言で言い表すならば、

気持ちがすごくあったかくなるワインコミック

です。

この世知辛い世の中にあって、一服に清涼剤になること間違いなしです!!!
(コンキチ激賞)

ちなみに、次巻は8月17日発売予定です(とりあえず、Amazonで予約しときます)。

ちなみに今日コンキチは[yellow tail] CABERNET SAUVIGNON 2006を呑んでいます。

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Monday, May 07, 2007

焼酎の呑み方 (3) オススメの呑み方とは?

日本酒造組合中央会のパンフレット(FOODEX JAPAN 2007)に記載してあった焼酎のオススメの呑み方の表を紹介します↓


コンキチは基本的にストレート(neat)を好みますが、皆さんは如何でしょうか?

まあ、酒は大人の嗜好品なので個人個人が美味しく呑めれば、それがベストマッチな呑み方なのだと思いますが、呑み方についてコンキチの極々個人的な所感をメモしておきたいと思います。

a) neat/ 原料の違いを超えて、最も焼酎の個性が出る飲み方だと思います。アルコール度数が25度程度であればアルコールの重さや刺激がさほど苦にはならないと思うので、まずは「生(き)」で試してみることをオススメします。

b) rock/ 夏や蒸し暑い夜には是非試してみたいですんね。コンキチの心の中では、このrockという「酒」+「ice」という呑み方は、最も安定性に欠ける(=完成度の低い)呑み方であるという認識を持っています。というのも、氷の形状や溶け具合によって、温度、(アルコール)濃度が不規則に変化し続けるからです。だからといってrockの価値が損なわれるわけではなく、そのflexibilityこそがrockの価値なのだと思っています。個人的に濃厚な芋焼酎のrockって、oilyさと冷たさの不思議な感じのコラボレーションがけっこう気に入ってます。

c) 室温水割り/ 度数が高めの焼酎に向いているかなと思います。室温の水で加水することで、焼酎の持つ香りの華が開く感じがします。香りの自然な拡散が促進されるといった感じでしょうか。加える水の量は、アルコール分が20度前後になるように心がけています(あんまり水っぽくならないように)。ただ個人的に、似たようなニュアンスの香りになりがちで、個性を堪能するといった観点からはどうかなと思います。

ちなみにコンキチは「お湯割り」は面倒なのでやりません。

加水の程度や温度域によって無数の味が調整可能な訳で、そこに人ぞれぞれの嗜好とセレクトした焼酎の相性を鑑みて、ベストマッチを探索するのも酒呑みの大きな楽しみでもあります。

個人的には(日本酒のように)焼酎の「生」の燗ってヤツをそのうち試してみたいなと思う次第です。

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Sunday, April 22, 2007

焼酎の呑み方 (2) 焼酎の燗

日本酒造組合中央会のパンフレット(FOODEX JAPAN 2007)によると、焼酎にも日本酒並みに燗という概念があるようです。

但し、日本酒の場合はお酒自身を加温するのに対して、焼酎の場合は割り水(お湯)の温度を加減することで出来上がったお湯割りの温度を調節してやるというのが大きな違いですね。

ちなみに、お湯割りのお湯の温度の目安はこんな感じになるようです(日本酒造組合中央会の資料より)↓



燗の温度域毎の名称は日本酒で言う場合と全く一緒です(というよりそのまま拝借してきたという印象)。お湯割りつくりの参考にしてみてはどうでしょうか?

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Wednesday, March 21, 2007

焼酎の呑み方 (1) 割り水の順番

先日、FOODEX JAPAN 2007という食品と飲料の見本市(国際食品・飲料展)に行ってきました。この催し物の中で、日本酒造組合中央会が、全808種類の焼酎(泡盛も含む)が試飲できるという特設会場をつくっていました。昨今の焼酎ブームの勢いのせいか、その会場はかなりの活況を呈していました。勿論、コンキチもその会場で存分に試飲を楽しませてもらいました。

さて、コンキチは焼酎を呑むときは、殆どの場合「生(き)」で飲みます(たまに、室温の濃い目の水割りにして呑むことはありますが)。理由は、

a) ロックだと香りがし萎んでしまう場合がある。
b) お湯割りはお湯を沸かすのが面倒くさい。

からです。

特に「お湯割り」はこれまで全く試してみたことはありませんでした。しかし、このままでは酒呑みとして問題があるのではないかと思い、件の焼酎会場においてあった

「おいしいお湯割り焼酎のつくり方」


というパンフレットを GETして、多少なりとも「お湯割り」に関する造詣を深めてみようと思い立ちました。A4一枚きりの資料なのですが、なかなか示唆に富んだ事柄が記載されていて、とても勉強になりました。

そこで、その内容の一部である

お湯割りと水割りの「順序」


をちょっとブログにまとめてみようかと思います。

なんでも。「お湯割り」と「水割り」では割り水する順番が異なるのだそうです。どういうことかというと、

お湯割の場合
お湯を先にいれ、その後焼酎を注ぐ
理由→お湯よりも比重の重い焼酎を後から注ぐことで、グラスの中で対流が起こり、よく混ざる。


水割りの場合
焼酎を先にいれ、その後水を注ぐ
理由→焼酎より比重の重い水を後から注ぐことで、グラスの中で対流が起こり、よく混ざる。


ここで、Webや化学便覧等を紐解いて、比重を調べたり、軽くジャブ程度に計算してみたりすると↓
25%(v/v) エタノールの15.56℃で比重は、
d15.5615.56 0.97084

水の90℃での比重は、0.963
水の85℃での比重は、0.967
水の81℃での比重は、0.970
水の80℃での比重は、0.971
水の70℃での比重は、0.977

です。

お湯割りの場合、熱湯だったら(パンフレットの通り)そうなのかなという感じです(順番はあまり気にしなくてもいいのかなという気もします)。

それから、良く混ざれば良いのであれば、バースプーン等でかき混ぜるという選択肢もありかなと思いました(この方がよく混ざる)。

まあ、こればかりは呑んでみて旨かった方の勝ちという官能の世界なので、どんな作り方をしても美味しければALL O.K.なのです。

この件に関しては、引き続き要RESEARCHですかね。

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Saturday, December 16, 2006

焼酎革命

美味しんぼ (95)焼酎革命」を読んでみました。この話は、軸屋酒造、村尾酒造、西酒造佐藤酒造黒木本店での焼酎造りが詳述されています。

具体的には、

a) 基本的な焼酎造りのステップ
b) 芋の種類毎の個性
c) 蒸留器の形状に関する考察
d) tasting note

etc.

というようなことが描かれています。

上記酒蔵は、いずれも焼酎マニアには垂涎の銘柄を醸す蔵ですが、この本を読んで、その人気の裏には相当なイノベーションが隠れていることを感じざるを得ませんでした。正に、

Innovation by Shochu


良質を求め、伝統も活かし、新たなる活路を求める温故知新の精神が、焼酎革命を引き起こしたのだと思います。


あと、本書は漫画とうこともあって、ビジュアルによる情報量が多く(っていうか全部)、焼酎造りの臨場感もいい感じに伝わってきます。ストーリーがマンネリ化して、若干独りよがりな向きも見られる最近の美味しんぼですが(個人的にそう感じる)、まだまだグルメ漫画としての価値は他の追随を許さぬものがあると思います。

本書は、焼酎初心者(コンキチも含め)にはうってつけの入門書となるに間違いないでしょう。

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Saturday, October 07, 2006

酒とうつわ(容器)

一昨日(10月5日)のWBSを観ていたら、

「酒販自由化1ヵ月の泣き笑い」

という題して、
FamilyMart宝酒造と共同で「粋」という金属(アルミ?)ボトル入りの清酒を販売するという話がやっていました。

コンキチ的にはかなり興味深い話題です。

酒のパッケージには幾つかの種類があり、それぞれにメリットとデメリットがあります。以下、コンキチの独断と偏見によって、各々のパッケージをREVIEWしてみたいと思います。

1) 瓶 (4合・一升)/ 王道的存在。ガラスは容器の中で最も安定な材質なので、酒の酒質保全には最適だと思います。但し、遮光性はイマイチくんなので注意が必要。

2) 瓶 (ワンカップ)/ オヤジくさいイメージ満開で、酔っぱらいを想起してしまいます。小ロット化した製品という選択肢を示したパッケージであるという一定の評価はあると思いますが、今となっては時代遅れなパッケージという印象です。

3) 紙パック/ いわゆる「パック酒」。三倍増醸酒の容器としての用途が多い。あと、高付加価値製品がこのパッケージを採用すると確実にブランドイメージが損なわれると思います。但し、遮光性はGOOD。紙の内部をポリエチレン(Polyethylene)コートされているその容器は、「アルコール(エタノール)でポリエチレンが(極微量)溶出して変な匂いつかないの?」とちょっと思います。嵩張らないので搬送には有利。

4) PET/ ポリエチレンテレフタラート(PolyEthyleneTerephtalate)製の容器。PETは空気を透過するので、酒が酸化劣化する可能性が高いと思われます。また、遮光性にも問題があると思われるし、安っぽくみえるのでブランドイメージを毀損する可能性も示唆されると思います。以前、SUNTORYの白角水割りの缶とPETを呑み較べたことがあるのですが、PETはえぐい苦味が強くでていて飲めたものではありませんでした。

5) 缶 (缶詰みたいな開け口)/ 菊水の「ふなぐち一番搾り」などが採用しているパッケージ。岡野工業代表社員の岡野雅行著の「俺が、つくる!」によると、
<以下引用>
「缶ビールの缶を独自のノウハウで絞ってつくっている会社がある。缶はアルミもあれば鉄もあるが、どっちも絞ってつくるから潤滑油が必要だ。だが、普通の潤滑油を使ったら臭くて飲めない。缶を絞るときは専用の潤滑油が必要なんだ。だから缶ビールとビンビールでは味がちょっと違う。味に敏感な人はわかるはずだ。」
<引用終了>

ということなので、味は瓶に較べると落ちると思われます。
但し、コンキチは以前、ヱビスビールの瓶と缶で飲み較べをしてみたのですが、はっきり言って両者の違いがサッパリ分かりませんでした。

6) 缶 (キャップ式)/ WBSで紹介された商品で使用している(多分まだ未発売?)。ターゲットは20&30代。
キャップ付き缶ボトルという手軽さとスタイリッシュさは若者に受ける可能性はあるかなと思います。しかしながら、日本酒とは猪口やぐい飲み、盃に注ぐという風流な趣きと様式、その際に立ち上る香りを大切にする飲み物だと思うので、果たしてこのスタイルがすんなり受け入れられるのか?という気もします。
あと、アルコール度数15-16度と、比較的ハイコンテントなアルコール飲料と、キャップ付き缶ボトルというライトなイメージとの相性もどうかと思います。

以上、コンキチの勝手なREVIEWでした。

なにはともあれ、金属(アルミ?)ボトル入りの清酒という新しい試みには好感が持てます。今後、このような商品形態が、市場にどう評価されていくのかを、一清酒ワンとして見守って行きたいと思います。
(とりあえず、FamilyMartをWatchしてみます)

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Wednesday, September 06, 2006

BEERの王冠どこへいく

コンキチが幼少の時分(かれこれ20年以上前)、ドラえもんの主要登場人物であるのび太が王冠収集をしていたのを真似て、コンキチも一時期王冠を収集していたので覚えているのですが、昔はビールの王冠の裏にはコルクがはってあったように記憶しています。でも、最近では全然見かけなくなってしまいました。「これはいったいどうしたことだろうか?」と気になったので、日本の誇るビール・メーカーKIRIN BEERにメールで問い合わせてみました。その結果得られた知見をここにまとめてみたいと思います。

-分かったこと-
1) 王冠栓には確かにコルクがついていた

2) 現在は、コルクの代わりに樹脂素材の密封の為のパッキンが入っている

3) 王冠は1892年にウィリアム・ペインターによって発明された

4) ウィリアム・ペインターは1898年(明治31年)に日本で王冠に関する特許を申請し、1900年に特許登録される

5) パッキン素材の変遷は↓(コルクの品質のバラツキに起因するよう)
天然コルク (1892年〜)
圧搾コルク (1915年〜)
塩化ビニル (1955年〜)
ポリエチレン (1966年〜)

ちなみにKIRIN BEERでは、
1912年 王冠の使用を開始
1984年 コルクは異臭がするというクレーム発生
1985年 全面的にポリエチレンを使用
というような王冠の歴史があるそうです。

丁寧に回答して下さったKIRIN BEERの担当者の方、有難うございました。

さて、軽くググってみたところ、キャップ(CAP)に関するこんなWeb Siteを発見しました↓
CAP MUSEUM

普段、酒を呑むたびにお世話になっているキャップですが、これまで全くのノーマークでしたが、よくよく調べてみるとけっこう面白いものです。

今度、BEERの栓を開けるときは、マジマジと王冠の裏蓋を眺めてみようと思います。

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Tuesday, July 04, 2006

HARDNESS_軟らかい水、硬い水

お酒の原材料表示には記載されていませんが、

「酒の主原料は水(Water)です」

そして、家庭での酒の飲み方(晩酌)に於いても、水は重要な役割を果たすのです。
水割りに使う水はもとより、氷は水の結晶だし、お湯割りのお湯は熱い水です(当たり前ですが)。これをカルキくさい水道水なんかでやっちゃ酒の味が台無しになってしまいます。

という訳で、一般消費者にとって美味しくお酒を割って(加水して)呑む為には、ミネラル・ウォーターを使うという選択肢が主流であると思われます。

さて、コンビニ、スーパー、ドラッグストアと街の至る所で容易に入手可能なミネラル・ウォーターですが、どの銘柄でも皆同じかといったら、そうは問屋が卸しません。コンキチの愛読書である「福西英三の超カクテル講座」では、Whiskyの水割りに関して、Whiskyとミネラル・ウォーターの相性(WhiskyのCategoryとミネラル・ウォーターの硬度)について言及されており、

a) Japanese Blended Whiskyは軟水で割った方がウマい! 
b) Blended Scotch Whiskyは硬水で割った方がウマい! 
c) Single Malt Whiskyは軟水で割った方がウマい! 
d) Canadian Whiskyは軟水で割った方がウマい! 
e) Irish Whiskyは軟水で割った方がウマい! 
f) Bourbon Whiskyは水よりも、ソーダで割った方がグーンとウマい! 

ようです。

硬度とは
さて、ここで硬度(Hardness)という言葉が出てきましたが、その定義は、
水中のカルシウムイオンとマグネシウムイオンの合計量を相当する炭酸カルシウムのppm(mg/l)含有量で表示し、これを硬度(hardness)といいます。
WHO(World Health Organization : 世界保健機構)では、0-60を軟水、60-120を中程度の軟水、 120-180を硬水、180以上を非常な硬水としています。原子量、式量はそれぞれCa(40.08), Mg(24.31), CaCO3(100.09)で、硬度は次式で求められます。

Hardness = Ca (mg/l) × (100.09/40,08) + Mg (mg/l) × (100.09/24.31)


cf. また、100mlにCaO として1mgを含む水(CaCO3として17.85ppmに相当する)を1゜とする ドイツ硬度では20゜以上の水を硬水、10゜以下の水を軟水、10-20゜の水を中間水として区分されます。

市販されているミネラル・ウォーターの多くは、ラベルに成分表示と硬度が記載されているので、硬度を確認しながら割り水を選ぶというのも一興であり、快適なSake Lifeを送るための一助となるのではないでしょうか?

ついでに、コンキチが昔チェックした銘柄の硬度をまとめてみました↓
市販の水の硬度(2, 3年前にチェックした数値です)
entry/ Name/ Hardness/ 産地/ 判定
1/ evian/ 294/ FRA/ 超硬水

2/ volvic / 50 / FRA/ 超軟水

3/ CRYSTAL GEYSER/ 38 / USA/ 超軟水

4/ Vittel/ 309 / FRA/ 超硬水

5/ WATTWILLER/ 627/ FRA/ 超硬水

6/ SUNTORY
南アルプスの天然水/ 30/ 山梨県/ 超軟水

7/ 深海の恵み室戸海洋深水100%/ 28/ 室戸岬沖/ 超軟水

8/ CocaCola
森の水だより/ 18.7/ 富山県/ 超軟水

9/ 海洋深層水純度100%
脱塩海洋深層水
マンゴールド/ 15/ 室戸岬沖/ 超軟水

10/ 日本名水百選の里
南アルプスのふもと白州の
汲みたて天然水/ 19/ 山梨県/ 超軟水

11/ MUJI無印良品水/ 25/ 長野県/ 超軟水

12/ 出雲のからだにうるおう
アルカリ天然水/ 40/ 鳥取県/ 超軟水

13/ TOPVALUE
NATURAL MINERAL WATER
富士山麓の水/ 40/ 山梨県/ 超軟水

14/ 四千年のめぐみ
石源の麦飯水/ 50/ CHI/ 超軟水

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Saturday, April 29, 2006

甘辛判定式

国税庁鑑定企画官室の資料に、日本酒の「甘・辛・濃・淡」を判定する式が記載されているのを発見しました!!!

こんな式です↓
●甘辛度=193593/(1443+日本酒度)−1.16×酸度−132.57
 数値が大きい→甘口
 数値が小さい→辛口

●濃淡度= 94545/(1443+日本酒度)+1.88×酸度−68.54
 数値が大きい→濃醇
 数値が小さい→淡麗

「甘辛度」、「濃淡度」ともに日本酒度(Sake meter value)と酸度(Acidity)の関数として表されています。味の濃淡をみる指標としてアミノ酸度(Level of amino acids, Amino acid degree)も影響あるのでは?とツッコミを入れたくなるのですが.....まあいいでしょう。

これまでに呑んでみたお酒を、上記式を使って甘辛&濃淡判定してデータベース化してみるのもまた一興かもしれません。

ちなみに日本酒の平均値はこちら↓(powered by 国税庁 H14年全国市販酒類調査)
分類 / 一般酒 / 吟醸酒 / 純米酒 / 本醸造酒
試飲数 / 490 / 372 / 312 / 291
アルコール分 / 15.3 / 15.8 / 15.4 / 15.4
日本酒度 / +2.5 / +4.5 / +3.7 / +3.9
酸度 / 1.2 / 1.3 / 1.5 / 1.3
アミノ酸度 / 1.3 / 1.3 / 1.5 / 1.3

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Friday, March 03, 2006

日本酒を読む

美味い日本酒を呑むと、そのDetailsを知りたくなるのが人情というものです。

日本酒には胴貼り(表の大きいラベル)や裏貼り(裏ラベル)に、その酒の特徴を表す記述がなされていることが少なくありません。ラベルから読み取れる情報を「読んで」、より深く日本酒を理解したいものです。

ラベル記載項目のポイント解説は↓

1) 特定名称(Designation)→純米大吟醸、純米吟醸、大吟醸、吟醸、純米、本醸造等の区別。目立つところに記載してある。

2) 原材料(Raw ingredients)
(a) 原料米(Rice variety used)→使用割合が50%を超えた米の品種が記載。全量同じ米の場合は100%の表示。麹米と掛米を別々に表示してある場合もある。
麹米/ 麹造りに使用した原料米
掛米/ 蒸して酒母、醪に掛ける(加える)米。醪を造るときに、酒母、麹、水と一緒に加えた原料米。

(b) 米麹(Koji)→酒造りに使われる米全体の約20%を蒸して、黄麹菌(カビの一種)を米の内部まで深く繁殖させたもの。麹菌がつくった酵素(アミラーゼ Amylaseやプロテアーゼ Protease)の働きで蒸米のデンプンが分解されブドウ糖に変わる。
Amylase/ グルコシド結合分解酵素
Protease/ タンパク質分解酵素

(c) 醸造アルコール(Jozo-alcohol)→デンプン質や糖を含むサトウキビなどの穀物を発酵させた後に蒸留して造られる95%エタノール。

3) 水(Water)→仕込みに使った水

4) 精米歩合(Rice polishing ratio, Degree of polishing)→精米後に残った白米の割合。百分率(%)表記。(白米重量)/(玄米の重量)×100。

cf.日本酒の分類により精米歩合(Rice polishing ratio)はこんなふうになります↓

Designation           Rice Polishing Ratio / %    
 Dai-Ginjyo (大吟醸)          up to 50
 Ginjyo (吟醸)             up to 60
 Junmai/Honjyozo (純米/本醸造)     up to 70
 Futsu/Normal (普通酒)         73-75

5) 酒母(Shubo)→「酛」。水、麹、蒸米を混ぜたところに酵母を加えて培養したもの。生酛、山廃酛、速醸酛、高温糖化酛などがある。

6) 酵母(Yeast)→酒母を造るときに加えた酵母の種類が記載。「酵母」は糖からアルコールをつくるサッカロマイセス・セレビシエとその仲間の菌類の総称。分類上は700種類以上ありアルコール発酵に無縁のものが多い。頭文字に「K」とある場合は協会酵母を示す。
協会酵母/ 財団法人日本醸造協会が領布している酵母。
家付き酵母/ 酒蔵に棲みついている酵母。

cf.主な協会酵母の種類
Varieties        Roots & Characteristics
協会 6号 新政酒造から分離。
     発酵力が強く、香りはやや低くまろやか。淡麗な酒質に最適。
協会 7号 宮坂醸造から分離。
     梅のような清楚な香り。
     華やかな香りで広く吟醸用・普通醸造用に適す。
協会 9号 熊本県酒造研究所から分離。別名「熊本酵母」。
     上立ち香は高いが、含み香は低い。
     短期もろみで華やかな香りと吟醸香が高い。
協会10号 明利酒類から分離。別名「小川酵母」。
     酸が少なく、高い吟醸香。
     低温長期もろみで酸が少なく吟醸香が高い。
協会11号 醸造試験場で育種。7号酵母のアルコール耐性株。
     酸が強く、アルコール度が高い。
     もろみが長期になっても切れが良く、アミノ酸が少ない。
協会14号 金沢局鑑定官室で育種。別名「金沢酵母」。
     酸が少なくバランスの良い穏やかな香り。
     低温中期型もろみの経過をとり特定名称清酒に適す。

7) アルコール分(Percentage of Alcohol, Alcohol content)→アルコール濃度(vol/vol)。アルコール度。

8) 日本酒度(Sake meter value)→日本酒の糖分の多寡を表す尺度。比重(Specific gravity)を基に算出。一般的に+5以上は辛口。-5以下は甘口。日本酒メーターという比重計(浮き)で測定。日本酒中のエキス分(主に糖分)が多いと比重が大きくなるため、浮きが持ち上がり数値は小さくなり(-方向)、逆にエキス分が少なくなると、浮きは沈み数値は大きくなる(+方向)。日本酒のエキス分は主に糖分なので、日本酒度が小さいほど糖分が多い=甘口の酒であろうということになる。但し、日本酒の味は糖分だけで決まるのではなく、酸度やアルコール分、飲むときの温度などにも大きく左右されるので、日本酒度は甘辛の絶対的使用ではない。また、にごり酒は「にごり」の成分が混じっているために比重が大きくなり、たいがい日本酒度は-10~-30程度。
計算式は
Sake meter value=[(1/specific gravity)-1]×1443


9) 酸度(Acidity, Acid degree)→乳酸(lactic acid)、コハク酸(succinic acid)、リンゴ酸(malic acid)など含有する有機酸(organic acid)の総量。10ml中に含有する酸を中和するのに必要な0.1N NaOH水溶液の容量(pH 7,2まで滴定する)。普通の日本酒の酸度は、だいたい1.0~2.0の範囲。酸の量が多くなると、酸味が増すだけでなく、味が濃く感じられたり、辛口に感じられたりする。逆に酸の量が少なくなると、味が薄く感じられるようになる。

10) アミノ酸度(Level of amino acids, Amino acid degree)→アミノ酸(amino acid)の量を示す指標。味の濃淡をみる目安となる。数値が低ければ淡麗タイプ、高いと濃醇系。 10ml中に含有するアミノ酸を中和するのに必要な0.1N NaOH水溶液の容量。pH 8.2まで中和する。日本酒にはアルギニン(Arginine )、チロシン(Tyrosine)、セリン(Serine)、ロイシン(Leucine )、グルタミン酸(Glutamic acid )など約20種類のアミノ酸が含まれてる。

11) 杜氏(Toji)→造りの最高責任者の個人名。流派や出身地が併記される場合もある。

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Thursday, February 23, 2006

REALにSAKEを紹介するのだ〜



某香料会社で(なんちゃって)研究員として働いているコンキチです。

このBLOGのテーマは。

 「コンキチが呑んだFAVORITEなSAKEの記録」

です。

ちなみにコンキチはこんなヤツです↓

趣味:飲酒

日課:晩酌

専門:有機合成化学、光学分割

最近研究していること:ブラック・コンピテンシー

特技:剣道弐段、合気道初段、酒飲み3級(自称)

好きな言葉:「無知は罪」「楽して勝つ」

ライフワーク:酒屋探索

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