焼酎革命
「美味しんぼ (95)焼酎革命」を読んでみました。この話は、軸屋酒造、村尾酒造、西酒造、佐藤酒造、黒木本店での焼酎造りが詳述されています。
具体的には、
a) 基本的な焼酎造りのステップ
b) 芋の種類毎の個性
c) 蒸留器の形状に関する考察
d) tasting note
etc.
というようなことが描かれています。
上記酒蔵は、いずれも焼酎マニアには垂涎の銘柄を醸す蔵ですが、この本を読んで、その人気の裏には相当なイノベーションが隠れていることを感じざるを得ませんでした。正に、
Innovation by Shochu
良質を求め、伝統も活かし、新たなる活路を求める温故知新の精神が、焼酎革命を引き起こしたのだと思います。
あと、本書は漫画とうこともあって、ビジュアルによる情報量が多く(っていうか全部)、焼酎造りの臨場感もいい感じに伝わってきます。ストーリーがマンネリ化して、若干独りよがりな向きも見られる最近の美味しんぼですが(個人的にそう感じる)、まだまだグルメ漫画としての価値は他の追随を許さぬものがあると思います。
本書は、焼酎初心者(コンキチも含め)にはうってつけの入門書となるに間違いないでしょう。
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