REAL SAKE GUIDE

某香料会社勤務の研究員だったコンキチがおくる、REALなSAKEの備忘録。

Tuesday, May 29, 2007

LA CUVEE MYTHIQUE Blanc 2003


-COMENT-
あのコミック「ソムリエ」で高評価のスーパーヴァン・ド・ペイ(VIN DE PAYS)LA CUVEE MYTHIQUEの白です。
セパージュはヴィオニエ 、マルサンヌ、ルーサンヌ等。
-RATING-★★★★★
-REVIEW-
ふくよかな甘い香りと柑橘系の爽やか香りがとってもいい感じです。口に含むと、蜂蜜様の甘い香りが広がり、richな味わいを堪能できます。そして、フィニッシュには、キリット締まった酸味が口の中を引き締めてくれるので、飲み終わったあとにすがすがしさが残ります。マスカット様の香りもするかな?(2005年飲)
-DATA-
Alc. /
-COMPANY-
ヴァルドルビュー(Val d'Orbieu)
cf.http://www.sapporobeer.jp/wine/brand/mythique/index.html

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Sunday, May 27, 2007

LA CUVEE MYTHIQUE Rouge 2001


-COMENT-
南フランス(ラングドック・ルーション地方)、ナルボンヌのオルビュー渓谷で造られる赤ワイン。ボルドー系のカベル ネ・ソーヴィニヨンと、ローヌ系のシラー、グルナッシュ、ムールヴェードル、カリニャンの5種類のブレンド。AOCの規定にないシラー、ムール ヴェードル、グルナッシュ等のセパージュのためヴァン・ド・ペイ(VIN DE PAYS)ですが、巷の評価 は高いようです。コミック「ソムリエ」に登場したことがあるワイン。
ラベルの色は、南仏の豊かな大地をイメージした美しいテラコッタカラー。ラベルに描かれた印象的なフクロウは、人間に自然との共存を教えた女神ミネルヴァの象徴で、真理と知恵を表しているそうです。
製造元のヴァルドルビュー(Val d'Orbieu)はラングドック地方の2000以上の生産農家からなる共同組合です。
-RATING-★★★★★
-REVIEW-
body はmedium。花弁用の香り、berry系の香りが漂い、酸味は少なくバランスが良い。始終滑らかでとても美味しい。とってもjuicyなtaste。1998年ヴィンテージからノン・フィルトル (フィルター濾過せずに瓶詰め)になった。(2005年飲)
-DATA-
Alc. /
-COMPANY-
ヴァルドルビュー(Val d'Orbieu)
cf.http://www.sapporobeer.jp/wine/brand/mythique/index.html

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Monday, May 07, 2007

焼酎の呑み方 (3) オススメの呑み方とは?

日本酒造組合中央会のパンフレット(FOODEX JAPAN 2007)に記載してあった焼酎のオススメの呑み方の表を紹介します↓


コンキチは基本的にストレート(neat)を好みますが、皆さんは如何でしょうか?

まあ、酒は大人の嗜好品なので個人個人が美味しく呑めれば、それがベストマッチな呑み方なのだと思いますが、呑み方についてコンキチの極々個人的な所感をメモしておきたいと思います。

a) neat/ 原料の違いを超えて、最も焼酎の個性が出る飲み方だと思います。アルコール度数が25度程度であればアルコールの重さや刺激がさほど苦にはならないと思うので、まずは「生(き)」で試してみることをオススメします。

b) rock/ 夏や蒸し暑い夜には是非試してみたいですんね。コンキチの心の中では、このrockという「酒」+「ice」という呑み方は、最も安定性に欠ける(=完成度の低い)呑み方であるという認識を持っています。というのも、氷の形状や溶け具合によって、温度、(アルコール)濃度が不規則に変化し続けるからです。だからといってrockの価値が損なわれるわけではなく、そのflexibilityこそがrockの価値なのだと思っています。個人的に濃厚な芋焼酎のrockって、oilyさと冷たさの不思議な感じのコラボレーションがけっこう気に入ってます。

c) 室温水割り/ 度数が高めの焼酎に向いているかなと思います。室温の水で加水することで、焼酎の持つ香りの華が開く感じがします。香りの自然な拡散が促進されるといった感じでしょうか。加える水の量は、アルコール分が20度前後になるように心がけています(あんまり水っぽくならないように)。ただ個人的に、似たようなニュアンスの香りになりがちで、個性を堪能するといった観点からはどうかなと思います。

ちなみにコンキチは「お湯割り」は面倒なのでやりません。

加水の程度や温度域によって無数の味が調整可能な訳で、そこに人ぞれぞれの嗜好とセレクトした焼酎の相性を鑑みて、ベストマッチを探索するのも酒呑みの大きな楽しみでもあります。

個人的には(日本酒のように)焼酎の「生」の燗ってヤツをそのうち試してみたいなと思う次第です。

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